”あなたの知らない「あなた」✨”

あなたの知らないあなた

こんにちは!

さて、夏真っ只中の今日この頃、しかしながらニューヨークシティでは早くも夜は少し涼しい感じがいたします。素晴らしい夏の名残を惜しみながらこれからまた今年後半も盛り上げてまいりましょう!

今日はあなたの知らないあなたというお題です。皆さんはご自分の事をよくご存知ですか。日常の中でこんな面もあったのかとか、私らしくないことをしたとかそんな経験はありますか。

催眠療法士としてそして心理学者として患者さんに接する、それだけでなく個人レベルの経験も含めてですが、自分たちは実は自分のことをあまり知らないのだと感じる事が多いですね。

例えば世間の常識であったり、世間で良いとされること、前向きな発言をしたり優しい言葉をかけたり。

あるいは仕事モードの自分、個人モードの自分、恋人といる時の自分、子供といる時の自分。私たちの中には色々な自分がいると言わねばなりません。

さて、どれも本当の自分である、と断言できるならきっとストレスは少ないはずです。でもどれかが本当の自分でないとすると他の誰かを演じていることになりますからそこからストレスが発生するのです。

そんな事はない。どれも本当の自分である、と言い張る方々もいましょう。例えば、アメリカの既婚男性であれば誰でも自分の妻や子供たちを愛していると公言します。

仕事では絶望的な状況でも、部下がヘマをして自分が窮地に追い込まれた時でも見通しは明るいというかも知れません。

仕事では前向きに振る舞うべき、これはもう世間の常識であり。また妻や子供を愛してやまない、これも世間の常識です。

辛くても男なら泣かない。痛くても歯を食いしばって進み続ける。これも男性の育てられ方の典型と言わねばなりません。

そしてそう育てられればそう振る舞うようになります。これを心理学でコーピングスキルと言います。

そうやって本心とは違うところで性格形成がなされるのはこれまた世間の常識なのです。人間は皆環境に適応し、社会で落ちこぼれないように我慢し、本心を隠して暮らすことを学ばされるのですね。

それを大人になるとか成長するとか強くなる、と呼ぶ人もいます。

患者さんの中では酷い虐待を受けた方々もいらっしゃいますが、それが本人を強くしたと解釈されている方々もたくさんいらしゃいます。

あるいは殴りつけるのは私の国の文化である。だから私は傷ついていません、とおっしゃる方もいらっしゃいます。

人殺しが日常的に行なわれている環境で育つ方々もいらっしゃいます。慣れっこである、という方もいましょう。

しかしながらその経験がその方々を強くしたり虐待が自分の強さのプラスになることはないです。

これも一つのコーピングスキルです。虐待が自分を強くした、そう思うことが心を折らずにこの方々を進み続けさせたとも言えるし、誰にも起こっていることだから自分だけが被害者ではないから大したことはない、という解釈が心の傷を軽く感じさせる場合もあると思います。

しかしながらどんな環境で育ったかは関係なく虐待や暴力、殺戮は人間の心にマイナスの変化を確実に与えているのです。

 

さて、自分のバージョンを使い分ける事ですが、ストレスを生みます。だって誰といるかによって自分を少しづつ変えているのですから。

自分というのは本当のところは一つでなくてはならないはずなのです。これを如実に感じたのが少し前のラジオ出演の経験です。

私はニューヨークのローカルのラジオ局、数局に10回くらい生出演しています。台本もなしの英語インタビュー形式のもので催眠療法や幸せな心のあり方について語る番組です。

第一回目、実は緊張しました。そして思ったのです。なぜ緊張するのか。それはたくさんの人が聞いているからですよね。

そして思いました。たくさんの人が聞いている時の私と患者さん一人にセッションルームで催眠療法の話や幸せについて話している時の私に差があるかどうか。

答えはノーでした。そして気が付いたのです。緊張する理由がないことに。するととても楽になりました。

そしてラジオのオンエアーの時間は30分から1時間になり、台本もない状態でも全くいつもと同じように過ごせるようになったのです。

気をつけるのは放送の前にトイレに行くことですがこれはセッションでも同じですね。そして放送ですから言葉遣いには気をつける必要があります。それだけですね。

よく間違ったことを言ったらどうするんですか、と聞かれました。どうするか。もし問題になり、自分が間違っていると思ったら謝るでしょうね。

実は自分は間違った事を決して言わないと思うことが自信ではないですよね。

自信とは間違った事を言ったとしてもまあ良いか、と思えることです。自己の受け入れ、そして自分に対する快適さ、これが真の自信なのですから。

さて、日本で本を出版いたしましたがその際に本を書いた経験から思ったことです。本を出版するまでは本を書いたことはなかったですね。

ニューヨークの日系のローカル新聞に800字程度のコラムを月一で3年くらい書いていましたがそれだけでした。

だから自分では自分に本が書けるとは思いませんでした。少なくても意識の中では本が書けるという認識はなかったですね。

しかしながら潜在能力はあったわけです。だからメモもなく書き始めてから2週間で100ページくらい書いていました。

ほら、誰でも自分を真に知らないとは確かではないですか。

潜在能力とは自分が本来持っている能力なのです。急に身についたわけではありません。意識の中で発掘され認識されるまでは未知の世界です。

でもずっと書けたに違いありません。

本を書いてから私の本を書くという潜在能力は能力になりました。それはひとえに私が私の潜在能力を意識の中で能力をして認知しただけです。

自分を深く知り可能性を深める。催眠療法はベストの選択です。

素晴らしい1日を!!