過覚醒とキュー

こんにちは!

最近、世界中からのアクセスが増えていますのでスカイプセッションも普通になってきております。催眠療法はスカイプだから効果が落ちるとかそういう事はありません。

患者さんのやる気がキーですのでどうぞお気軽にアクセスしてくださいね。よろしくお願い申しあげます!

日本語か英語の通じる方なら可能です!お待ちしております!

 

催眠状態は潜在意識にとてもよく似ているのだそうです。そして催眠下においては映画やテレビで見るようなドラマティックな状態にはなりませんし、また誰かの意思に逆らって何かをさせるという事も出来ません。

洗脳と催眠は全く違うものです。催眠は深い瞑想のような状態になり、患者さんのほとんどが、そして私自身も催眠療法を受けた時はそうでしたが自分が催眠に入っているという意識はあまりありません。

ただ深い瞑想のような状態になっているだけという感じなのです。そして催眠にかけるのにも実は身体と心のリラックス以外は必要ありません。

催眠状態、それは潜在意識ですが、それは皆さんが思うほど特殊な状態ではないという事ですね。

 

しかしながらセッションが終わってとても軽い気持ちになるなどの目に見える効果がある時に自分が催眠下にあり潜在意識を使っていたことを自覚します。

ほとんどの場合、意識下でやる普通のセラピーとは全く違うと自覚できます。

 

催眠療法は科学に基づいた療法です。普段の意識と呼ばれる状態では人間は脳の5%程度しか使っていません。

潜在意識を使うと脳の95%までを使えるようになります。それだけでなく脳の活動スピードは普段の100万倍になります。

この事実が催眠療法を他の意識の中で行うセラピーよりも効果的にしているのです。これはトリックやとても特殊なことではなく脳の機能の話です。

そして脳は私たちのほとんどのことに影響を持っています。心臓を動かしているのも脳ですし、実は脳は記憶を全て保存しているそうです。

私たちが過去の事をあまり思い出せないのは普段5%の脳の使用量で暮らしているからです。催眠に入ると95%までの使用量になりますからたくさんの事を思い出せます。

 

 

患者さんの中では胎児の時の記憶に帰る人たちも実は少なくないのです。胎児の時というのは母親の胎内にいるために母親の感情を察知しやすい状態にあります。

心理学では母親との関係がキーですが実はそれは胎児の時から始まっていると言うのが正しいと思います。

胎児の時ほど誰かと密接につながっている機会はないですから当然といえば当然かも知れませんね。

 

さて、その話題で興味深い記事を見つけました。こちらです。

この記事によると97%の子供が1秒以下に母親の声を認識し、そしてそれに対しての反応を示すというもの。興味深いですね。

催眠療法というのは脳が最も活発な時に行うセラピーですのでその中で見る記憶の思い起こしなどの画像や印象はとても鮮烈なものとなります。あたかも今そこにいるような感じで思い起こされるというのが通常ですね。

ですからトラウマの患者さんには細心の注意を払います。当然ですね。このトラウマを克服するにも結局は脳の能力が最大に上がっている時に行うのが最も効果的だと思っています。

 

脳の興奮状態、これを過覚醒(Hyperarousal)と言います。それは読んで字のごとく脳が極度の緊張感を感じている状態です。

この症状、トラウマだけのものではありません。例えば極度の怒り。自分を見失いそうになるほどの怒り。俗に言うキレると言う状態。これも過覚醒と言えます。

虐待を受けたり怒鳴られたりそんな時に人間の脳はこの状態になります。何かで気もそぞろになって何も目にも耳にも入らないとかあがってしまって何も聞こえないとかそんな状態ですね。

虐待を受けるとこの過覚醒の状態に非常に入りやすくなります。なので例えば怒鳴られたりすると余計ミスをしたりしますよね。これも過覚醒です。

 

そんな時どうするか。通常の状態に脳みそを戻そうとしませんか。そしてそれは深呼吸であったりしますね。

すなわち、過覚醒の状態では心拍数と呼吸数は上がり脳は活発に興奮状態にあります。だから冷静に物事を考えるのはとても難しくなりますね。興奮状態の時に例えば大きなビジネスの決定を下すのは得策ではないですよね。

このCNNの記事には興奮状態にある子供が母親の声を聞いて落ち着きを取り戻すというくだりが

ありますが、私も経験があります。

私の子供が産まれたての頃、泣き叫んでいても私の声を聞くとすぐに泣き止むと言うことがよくありました。

赤ちゃんはお腹の中で日夜私の声を聞いていたのですよね。そして全然環境の違うこの世に放り出されたのですが、それでも前の平和なあの胎内を思い起こされるのが私の声だったのだと思います。

こう考えると胎内というのは一番平和なところなのだろうと想像できます。呼吸も食事もすべての要求が満たされ、ただ夢を見るような心持ちで大きくなるだけ。だから誕生というのが人間の最大のトラウマだと言う人もいるくらいです。

 

要するに子供にとって母親の声というのは通常の平和な状態の脳みそに自分を戻すそのきっかけと言えるのかも知れません。

ご自分のキュー(きっかけ)を見つけると冷静になりたい時、比較的早く平静に戻ることが可能だと思います。

セラピーなどでも患者さんがトラウマに入り込んでパニック状態になるのを避けるために今、このセッションルームで私の声を聞いているということを強調したりします。それによって患者さんがそのトラウマが今実際起こっていることだと思い込むのを防いでいます。

音や感触、一番平和に感じた時の様子など催眠療法では思い起こしていただきそれをずっと覚えていられるように暗示を入れていったりします。

大切なことはそのような緊急事態にどれだけ早く自分を取り戻せるかですね。

皆さんも皆さんの平和のキューを探してみてください。

素晴らしい1日を!